冷凍食品をまとめ買いしたい、作り置きを保存しておきたい。
そう考えて冷凍庫を探し始めたところ、アイリスオーヤマのIUSN-8B-WとIUSN-8A-Wという、よく似た型番の二つに行き当たった方も多いのではないでしょうか。
並べて見比べてみても、容量も見た目もほとんど同じに見えて、どちらを選べばよいのか判断がつかないという声はよく耳にいたします。
結論から申し上げますと、この二機種の違いは付属する仕切り板の有無、発売時期、そして実売価格という三点に集約されます。
逆に申しますと、冷却方式や自動霜取り機能、庫内容量、本体サイズ、年間消費電力量といった основ的な部分には差がございません。
つまり、性能で悩む必要はほとんどなく、価格差をどう見るかで答えが決まるということになります。
本記事では、両モデルの共通点と相違点を項目ごとに整理したうえで、設置に必要なスペースの考え方や、どちらを選ぶと後悔しにくいかまで順を追って解説してまいります。
読み終えていただく頃には、ご自身の暮らしに合う一台がはっきりと見えているはずです。
この記事でわかること
- IUSN-8B-WとIUSN-8A-Wの違いは仕切り板・発売時期・価格の三点であること
- 冷却方式や自動霜取り機能、容量など共通している仕様の内容
- 本体サイズと、設置前に確認しておきたいスペースの考え方
- 価格差の大きさに応じた、失敗しにくい選び方の判断基準
IUSN-8B-WとIUSN-8A-Wの主な違いは仕切り板・発売時期・価格

結論から申し上げると、IUSN-8B-WとIUSN-8A-Wの違いは大きく分けて三つです。
それは付属する仕切り板の有無、発売時期(新型か旧型か)、そして実売価格の三点になります。
冷却性能や容量といった基本的な部分に大きな差はないため、この三点を押さえておけば選択の判断はさほど難しくありません。
まずは全体像を整理しておきましょう。
| 比較項目 | IUSN-8B-W | IUSN-8A-W |
|---|---|---|
| 位置づけ | 新型モデル | 旧型モデル |
| 発売時期 | 2022年10月 | 2021年12月 |
| 仕切り板 | 付属あり | 付属なし |
| 価格の傾向 | やや高めになりやすい | 在庫があれば安く買えることがある |
逆に言えば、この表に載っていない部分については、実用上ほとんど気にする必要がないということです。
IUSN-8B-Wは2022年10月発売の新型モデル
IUSN-8B-Wは2022年10月に登場した、二つのうち新しいほうのモデルです。
型番の中央にある「B」がアルファベット順で後ろに来ることからも分かるとおり、これが後継にあたります。
家電の型番はこうした一文字の違いで世代を表すことが多く、慣れていないと見落としやすい部分です。
新型といっても、冷凍庫としての中身が全面的に作り替えられたわけではありません。
使い勝手を高めるための小さな改良が加えられた、マイナーチェンジ版と捉えるのが実態に近いでしょう。
新しいモデルであるぶん、家電量販店や通販サイトでの取り扱いが安定しており、購入時に在庫を見つけやすいという利点もあります。
IUSN-8A-Wは2021年12月発売の旧型モデル
一方のIUSN-8A-Wは、2021年12月に発売された先行モデルです。
発売からすでに時間が経過しているため、店舗によっては取り扱いが終了している場合があります。
ただし、旧型だからといって性能面で見劣りするわけではありません。
冷凍庫としての基本的な役割は十分に果たしてくれますので、「古いモデルだから避けたほうがよい」という判断は必要ありません。
むしろ在庫処分のタイミングに当たれば、割安に手に入る可能性があるという点は見逃せません。
次のような方には、旧型のIUSN-8A-Wが向いていると言えます。
- とにかく購入費用を抑えたい
- 庫内は自分なりの方法で整理するつもりでいる
- 最新モデルであることにこだわりがない
IUSN-8B-Wには整理に便利な仕切り板が付属
両モデルの実質的な差として最も分かりやすいのが、この仕切り板の有無です。
IUSN-8B-Wには庫内を区切るための仕切り板が付属しており、IUSN-8A-Wには付いていません。
スリムタイプの冷凍庫は奥行き方向に食品を積み重ねる形になりやすく、下のほうに何を入れたか分からなくなりがちです。
仕切り板があると、この積み重なりをある程度整理できます。
たとえば次のような使い分けが可能になります。
- 作り置きのおかずと市販の冷凍食品を分ける
- 肉類と野菜類でスペースを区切る
- アイスや氷など、頻繁に出し入れするものを手前にまとめる
この仕切り板の有無が、二つのモデルを選び分ける最大の判断材料になります。
ただし、仕切り板がなければ整理できないというわけではありません。
市販の収納ケースや保存袋を活用すれば、旧型でも十分に使いやすく整えられます。
付属品として最初から用意されているぶん、手間が省けるという理解でよいでしょう。
実売価格と在庫状況は販売店によって異なる
三つ目の違いである価格については、明確な数字を示しにくいのが正直なところです。
同じ型番であっても、販売店や時期によって価格は変動します。
一般的な傾向としては、新型のIUSN-8B-Wのほうがやや高く、旧型のIUSN-8A-Wは在庫を抱えている店舗で安くなりやすい、という流れになります。
とはいえ、旧型の在庫が少なくなってくると、逆に価格が下がりにくくなることもあります。
そのため、購入を検討される際は次の手順で確認することをおすすめします。
- 複数の通販サイトや家電量販店で、両モデルの現在の価格を調べる
- そのうえで、両者の価格差がどの程度あるかを把握する
- 差が小さければ仕切り板付きの新型、差が大きければ旧型という基準で判断する
また、旧型は流通量そのものが減っていくため、希望した時期に在庫が見つからない可能性も考慮しておく必要があります。
納期を急ぐ場合は、入手のしやすさという観点から新型を選ぶという考え方も現実的です。
価格だけで判断せず、在庫状況とあわせて検討していただければと思います。
IUSN-8B-WとIUSN-8A-Wは幅約35.6cmの80Lスリム冷凍庫
まず結論から申し上げます。
IUSN-8B-WとIUSN-8A-Wは、いずれもアイリスオーヤマが手がける前開きタイプの家庭用冷凍庫です。
幅は約35.6cmという細身の設計で、庫内容量は80Lクラス、収納は5段構成という基本仕様が共通しています。
つまり、「置き場所を取らずに冷凍食品をまとめて保存したい」という目的に対しては、どちらを選んでも大きな差は生じません。
ここでは、それぞれのモデルがどういう位置づけの製品なのかを整理しておきます。
アイリスオーヤマのIUSN-8B-Wの特徴
IUSN-8B-Wは、スリム冷凍庫シリーズの中でも比較的新しい型番にあたります。
本体色はホワイトで、生活空間になじみやすい落ち着いた見た目にまとめられています。
特徴として押さえておきたいのは、次の点です。
- 幅約35.6cmのスリム設計で、冷蔵庫の横や台所の隙間にも配置しやすい
- 前開きの扉なので、上から中身を取り出す上開き式と違い、しゃがまずに操作できる段がある
- 5段の引き出し構成により、食材を段ごとに分けて管理できる
- 庫内が縦方向に区切られているため、袋物が下に埋もれにくい
特に一人暮らしや二人暮らしの住まいでは、大型の冷凍庫を追加で置く余裕がないというケースが少なくありません。
その点、横幅を抑えながら縦に容量を確保している構造は、限られた床面積を有効に使いたい方にとって現実的な選択肢になります。
また、白物家電としての扱いやすさを重視した仕上げになっており、扉の開閉やトレーの出し入れといった日常動作に無理がない点も評価できるところです。
アイリスオーヤマのIUSN-8A-Wの特徴
IUSN-8A-Wは、IUSN-8B-Wの前に登場していた型番です。
いわゆる旧型にあたりますが、基本構造そのものは新型と共通しているため、性能面で見劣りする製品というわけではありません。
こちらも幅約35.6cmのスリムボディで、80Lクラスの容量、5段収納という構成を備えています。
旧型ならではの位置づけとして、次のような点が挙げられます。
- すでに流通実績があり、実際に使用した方の声を探しやすい
- 在庫が残っている販売店では、価格面で選びやすい状況が生まれることがある
- 本体の基本性能は新型と同等の設計思想でつくられている
家電を選ぶ際、どうしても「新しいほうが優れている」と考えがちです。
しかしこの二機種に関しては、製品としての土台が同じですので、旧型を選んだからといって使い勝手が大きく損なわれることはありません。
言い換えれば、どちらを選んでも冷凍庫としての基本性能は満たされるという理解で差し支えないでしょう。
容量80Lと5段収納の基本構成は共通
両モデルに共通する基本構成を、表にまとめておきます。
| 項目 | IUSN-8B-W | IUSN-8A-W |
|---|---|---|
| タイプ | 前開き式冷凍庫 | 前開き式冷凍庫 |
| 本体幅 | 約35.6cmのスリム設計 | 約35.6cmのスリム設計 |
| 庫内容量 | 80Lクラス | 80Lクラス |
| 収納段数 | 5段 | 5段 |
| 本体色 | ホワイト | ホワイト |
このように、選ぶうえで軸となる部分はほぼ一致しています。
80Lという容量は、家庭用のセカンド冷凍庫として扱いやすい大きさです。
たとえば、次のような使い方が想定されます。
- まとめ買いした肉や魚を小分けにして保存する
- 作り置きしたおかずを冷凍し、平日の食事に回す
- 冷凍食品やアイスをまとめてストックする
- 季節ごとに購入する食材を一時的に保管する
5段に分かれていることの利点は、用途ごとに段を割り当てられるという点にあります。
上段は使用頻度の高いもの、下段は長期保存するものといった形で役割を決めておけば、探す手間が減り、扉を開けている時間も短くなります。
これは日々の使い勝手に直結する部分ですので、購入後の運用方法として意識しておく価値があります。
なお、前開き式は上開き式に比べて中身を一覧しやすい反面、扉を開けた際に手前のものが動きやすいという性質があります。
各段にきちんと収めておくこと、詰め込みすぎないことが、快適に使い続けるための基本になります。
この点についても両モデルで条件は同じですので、収納の考え方は共通して適用できるとお考えください。
冷却方式と自動霜取り機能に違いはない

結論から申し上げますと、冷却方式と霜取りに関する仕様は、IUSN-8B-WとIUSN-8A-Wで違いはありません。
どちらもファンで冷気を循環させる方式を採用しており、霜取りも自動で行われる仕様です。
つまり、冷やし方や手入れのしやすさを基準に選ぼうとしても、判断材料にはならないということになります。
ここは購入を検討するうえで迷いやすい部分ですので、それぞれの内容を順に整理しておきます。
どちらも庫内を冷やしやすいファン式
両モデルとも、冷気をファンで庫内に送り込むファン式が採用されています。
ファン式は、庫内全体に冷気が行き渡りやすいという特徴を持つ方式です。
冷凍庫の冷却方式には、大きく分けて次の二種類があります。
| 方式 | 特徴 |
|---|---|
| ファン式 | ファンで冷気を循環させる。庫内に冷気が回りやすく、霜が付きにくい傾向がある |
| 直冷式 | 冷却板で直接冷やす。構造が簡素で、霜取りは手作業になることが多い |
IUSN-8B-WとIUSN-8A-Wは、いずれも前者にあたります。
そのため、庫内の温度のばらつきが生じにくい構造であるとお考えいただいて差し支えありません。
セカンド冷凍庫として複数の段に食材を分けて入れる使い方をする場合、この点は実用面で意味を持ちます。
ただし、冷気が循環する構造である以上、食材を隙間なく詰め込んでしまうと風の通り道がふさがれます。
庫内に多少の余裕を持たせて使うことが、性能を活かすうえでの基本になります。
自動霜取り対応で日常の手入れを減らしやすい
霜取りについても、両モデルとも自動で行われる仕様です。
手動で霜を落とす作業が不要になるため、日常の手入れの負担を抑えやすいという点は共通の利点といえます。
手動での霜取りが必要な機種の場合、一般的には次のような手順が発生します。
- 電源を切り、庫内の食材をすべて取り出す
- 保冷剤などを使って食材を一時的に保管する
- 霜が溶けるまで待ち、出た水を拭き取る
- 庫内を乾かしてから、再び電源を入れる
- 食材を戻す
この一連の作業は、まとまった時間と手間を要します。
自動霜取りに対応していれば、こうした定期的な作業を基本的に行わずに済みます。
仕事や家事で時間を取りにくい方にとって、この差は小さくありません。
もっとも、自動霜取りであっても庫内の清掃が一切不要になるわけではありません。
食材のこぼれや汚れは付着しますので、次のような点は意識しておくとよいでしょう。
- 汚れに気づいたときは、その都度やわらかい布で拭き取る
- 扉のパッキン部分に食材のかすが挟まっていないか確認する
- 扉を開けている時間を短くし、庫内への湿気の侵入を抑える
- 熱いものは冷ましてから入れる
この運用面の心がけについても、両モデルで違いはありません。
冷凍食品を整理しやすい引き出し式収納
庫内の収納は、引き出して中身を確認できる形式です。
前開き式の扉を開け、必要な段を手前に引き出して取り出す使い方になります。
この構造の利点は、上から見下ろす形で中身を把握できる点にあります。
冷凍食品や小分けにした食材は形状が似ているものが多く、奥に入れたものほど所在が分からなくなりがちです。
引き出せる収納であれば、奥のものまで視界に入りますので、探す時間を短縮しやすくなります。
実際の使い方としては、次のような整理が考えられます。
| 整理の方法 | 期待できること |
|---|---|
| 食材の種類ごとに段を分ける | 目的のものを探す位置がすぐに分かる |
| 保存袋を立てて並べる | 上から中身を確認しやすくなる |
| 袋や容器に日付と中身を書く | 古いものから使い切りやすくなる |
| 手前に使用頻度の高いものを置く | 扉を開けている時間を短くできる |
とくに、保存袋を寝かせて積み重ねるのではなく、立てて並べるという工夫は取り入れやすい方法です。
重ねてしまうと下のものが見えなくなり、結果として使い忘れが生じます。
引き出せる構造を活かすのであれば、立てて収める配置を基本にすることをおすすめいたします。
このように、冷却方式、霜取り、収納の形式という日常の使い勝手に関わる三つの要素は、IUSN-8B-WとIUSN-8A-Wで共通しています。
どちらを選んでも、日々の使い心地に差は生じにくいとご理解いただければと思います。
本体サイズと必要な設置スペースは購入前に確認する
結論から申し上げますと、IUSN-8B-WとIUSN-8A-Wの本体サイズは共通ですので、置き場所の広さを理由にどちらかを選ぶ必要はありません。
ただし、本体の寸法がそのまま設置に必要な広さになるわけではない点には注意が必要です。
扉を開くための前方の余裕と、本体まわりの放熱のための隙間を含めて考える必要がございます。
幅・奥行き・高さは両モデルで共通
両モデルは、幅がおよそ35センチ台のスリムな形状で、奥行きと高さについても同等の設計になっています。
つまり、今の住まいにIUSN-8A-Wが置けるのであれば、IUSN-8B-Wも同じ場所に置けるという理解で問題ございません。
逆に言えば、片方が入らない場所にもう片方だけが収まるということもありません。
設置場所を測る際は、次の三方向をそれぞれ確認していただくと確実です。
- 幅…左右の壁や家具との間にどれだけの余裕があるか
- 奥行き…壁から手前にどこまで出てくるか、通路をふさがないか
- 高さ…吊り戸棚や棚板の下に置く場合、上部に十分な空間があるか
とくに見落としやすいのが、床の巾木や壁のコンセント部分です。
巾木の厚みの分だけ本体が前に出てしまい、想定より奥行きを取ってしまう場合があります。
また、背面にコンセントがある位置に設置しますと、電源プラグの厚み分だけさらに前へ出ます。
数値上は収まるはずなのに実際は入らなかったという事態は、こうした細かな要素から生じますので、余裕をみて測っていただくことをおすすめいたします。
扉を開けるための前方スペースも必要
前開き式の扉を採用しておりますので、本体の手前には扉が開くための空間が欠かせません。
さらに、庫内の収納は引き出して使う形式ですから、扉を開いた状態から、さらに収納部を手前に引き出す分の余裕まで見込んでおく必要があります。
設置後に「扉は開くが、引き出そうとすると壁や家具にぶつかる」という状態になりますと、日々の使い勝手が大きく損なわれます。
前方スペースを検討する際の確認項目を整理いたします。
| 確認する場所 | 見ておきたい内容 |
|---|---|
| 扉の可動範囲 | 扉を大きく開いたときに、壁や別の家電に当たらないか |
| 引き出しの動作範囲 | 収納部を最後まで引き出せるだけの奥行きがあるか |
| 人が立つ場所 | 扉を開けた状態で、正面に立って作業できる幅があるか |
| 通路の確保 | 扉を開けている間も、その場所を通行できるか |
| 扉の向き | 開く方向に、動線や別の扉が重なっていないか |
とくにキッチンや脱衣所のように限られた広さの場所へ設置する場合、扉を開けたときに冷蔵庫の扉や部屋の出入口と干渉することがあります。
設置予定地に養生テープなどで本体の外形を床に貼り、実際に扉を開ける動作を再現してみますと、感覚的に把握しやすくなります。
手間はかかりますが、購入後の後悔を避けるためには有効な方法です。
放熱スペースを含めて設置場所を測る
冷凍庫は庫内の熱を外へ逃がすことで温度を下げていますので、本体の周囲には放熱のための隙間を確保することが必要です。
壁や家具にぴったりと密着させて設置しますと、逃がした熱がこもり、運転の効率が下がる原因になります。
結果として消費電力が増えたり、運転音が気になりやすくなったりすることも考えられます。
必要な隙間の目安は取扱説明書に記載されていますので、購入前に製品ページなどで確認しておくと安心です。
そのうえで、設置場所を測るときは次の手順で進めていただくと整理しやすくなります。
- 設置したい場所の幅・奥行き・高さを実際に測る
- 本体寸法に、左右・背面・上部の放熱スペースを足した数値を出す
- その数値が、測った場所の寸法に収まるかを照合する
- 扉を開く方向に十分な空間があるかを確認する
- コンセントの位置と電源コードの長さが届くかを確認する
あわせて、設置場所そのものの環境も見ておきたいところです。
直射日光が当たる窓際や、コンロ・暖房器具の近くは周囲の温度が上がりやすく、放熱の面では不利になります。
また、床が水平でなかったり柔らかかったりしますと、本体が傾いて振動音が生じることもあります。
風通しがよく、平らで丈夫な床の上という条件を満たす場所を選んでいただければと思います。
最後に、忘れられがちなのが搬入経路です。
設置場所に収まるサイズであっても、玄関や廊下、階段の曲がり角を通れなければ運び込むことができません。
幅約35センチ台というスリムな形状は搬入面でも扱いやすいほうですが、階段の手すりや廊下の折り返し部分は事前に測っておくことをおすすめいたします。
これらの寸法条件はIUSN-8B-WとIUSN-8A-Wで共通ですので、設置の可否を基準にモデルを選び分ける必要はないとお考えいただいて差し支えございません。
年間消費電力量と運転音も両モデルで共通

結論から申し上げますと、IUSN-8B-WとIUSN-8A-Wは年間消費電力量も運転音の目安値も同じ水準とされており、この項目で優劣がつくことはございません。
つまり、電気代の負担や静かさを判断材料にして、どちらか一方を選ぶ理由は基本的に見当たらないということになります。
これは前のセクションでも触れました冷却方式が共通であることと深く関係しており、心臓部となる仕組みが同じであれば、消費電力や動作音も自然と同等になるという理屈です。
それでも「本当に差がないのか」「実際の電気代はどれくらいになるのか」という点は気になるところかと思いますので、順を追って整理してまいります。
電気代は使用環境や契約内容によって変わる
まず押さえていただきたいのは、カタログに記載されている年間消費電力量は、あくまで一定の条件下で測定された比較用の目安値であるという点です。
実際にご家庭で使用したときの電気代は、置かれている環境や使い方によって上下いたします。
具体的には、次のような要素が影響してまいります。
- 設置している部屋の室温(夏場は冷却運転の頻度が上がりやすい)
- 扉の開閉回数と、一回あたりの開けている時間
- 庫内に入れている食品の量や、詰め込み方
- 常温のものをそのまま入れているか、粗熱を取ってから入れているか
- 設定している温度の強さ
- 契約している電力会社のプランと、一キロワットアワーあたりの単価
とりわけ電気料金の単価は地域や契約内容によって幅がありますので、同じ機種を使っていても、ご家庭ごとに実際の負担額は変わってまいります。
ですから「この機種なら年間いくら」と一律に言い切ることは難しく、電気代を理由に二つのモデルを比べる意味はほとんどないとお考えいただいて構いません。
むしろ、日々の使い方を少し工夫していただくほうが、実感できる差につながりやすいところです。
| 意識したい点 | 理由 |
|---|---|
| 扉を開ける時間を短くする | 庫内の冷気が逃げると、温度を戻すための運転が増えるため |
| 温かいものは冷ましてから入れる | 庫内温度が上がり、冷却の負担が大きくなるため |
| 詰め込みすぎない | 冷気の通り道がふさがれ、冷えにくくなることがあるため |
| 背面や側面の放熱スペースを確保する | 熱がこもると冷却効率が落ちやすいため |
| 季節に応じて設定温度を見直す | 常に最強設定にしていると、消費電力が増えやすいため |
こうした点は、どちらのモデルを選ばれた場合でも共通して有効です。
静音性だけでは差がつかない
運転音についても同様で、両モデルの騒音値は同等とされております。
「新しいほうが静かになっているのでは」と期待される方もいらっしゃるかと思いますが、今回の二機種に関しては、静音性能を理由に新しいモデルを選ぶ必然性は薄いというのが実情です。
そもそも冷凍庫の運転音は、常に同じ大きさで鳴り続けているわけではありません。
圧縮機が動いているときと止まっているときで音の大きさは変わりますし、動き始めや止まるタイミングで「コトッ」といった音が出ることもございます。
また、自動霜取りが働く際に、庫内から水が流れるような音や、まれに「パチパチ」という音が聞こえることもありますが、これらは異常ではなく通常の動作にともなうものです。
そのうえで、体感的な静かさに影響しやすいのは、機種そのものよりも設置状況のほうである場合が少なくありません。
- 床が水平でないと、本体がわずかに傾いて振動音が出やすくなる
- 床材が薄い、あるいは軽い素材だと、振動が伝わって響きやすくなる
- 壁や家具にぴったり密着していると、接触部分から音が伝わることがある
- 本体の上に物を置いていると、共振してカタカタと鳴ることがある
これらはいずれも、置き方を見直すことで軽減できる可能性がある要素です。
逆に申しますと、どちらのモデルを選ばれても、設置が不安定であれば同じように音が気になりやすくなります。
静音性を重視される方ほど、機種選びよりも設置の丁寧さに時間をかけていただくほうが、満足度は高まりやすいのではないかと思います。
リビングや寝室付近では設置環境にも配慮する
キッチンに置く場合はそれほど気にならない音でも、リビングや寝室の近くに置く場合は、静かな時間帯に運転音が耳につくことがございます。
特に就寝時は周囲が静まり返りますので、日中は意識しなかった音でも存在感が増しやすいものです。
そうした場所への設置をお考えでしたら、次のような工夫を検討していただくとよろしいかと思います。
- まずは平らで丈夫な床の上に、本体が傾かないよう水平に据える
- 本体の上や周囲に、共振しそうな軽い物を置かない
- 壁や家具に密着させず、放熱に必要な間隔をきちんと空ける
- 寝る位置から少し距離を取れるレイアウトを検討する
- 床への振動が気になる場合は、防振や防音に対応した市販のマットの利用も選択肢に入れる
なお、マットを敷く場合であっても、放熱の妨げにならないことと、本体が沈み込んで傾かないことは必ず確認していただきたい点です。
厚みのある柔らかい素材ですと、かえって不安定になり、振動音が増えてしまう場合もございます。
また、寝室付近に置く際は、室温が高くなりすぎない環境かどうかも見ておきたいところです。
周囲の温度が高いと冷却運転の頻度が上がり、その分だけ音が鳴っている時間も長くなる傾向があります。
結局のところ、消費電力量にしても運転音にしても、IUSN-8B-WとIUSN-8A-Wの間で比較する必要はなく、置き場所と使い方をどう整えるかが実際の使い心地を左右するという結論になります。
この項目はモデル選びの判断材料から外していただき、別の観点で検討を進めていただくのが合理的です。
価格差が小さければIUSN-8B-W、安さ重視ならIUSN-8A-Wが選びやすい
結論から申し上げますと、両モデルの実売価格に大きな差がない場合は、庫内の使い勝手が改善されたIUSN-8B-Wを選んでおくのが無難です。
一方で、少しでも購入費用を抑えたい、冷凍庫としての基本性能が同じなら旧型でかまわないというお考えであれば、IUSN-8A-Wは十分に検討に値する選択肢です。
冷却方式も自動霜取りも容量も共通ですので、最終的な判断は「価格差をどう評価するか」に集約されます。
以下では、どちらを選ぶべきかをより具体的に整理してまいります。
収納のしやすさを重視する人にはIUSN-8B-Wがおすすめ
庫内を整理しながら使いたい方には、IUSN-8B-Wをおすすめいたします。
仕切り板の仕様が見直されている点が新型の特徴であり、これは日々の出し入れの快適さに直結する部分です。
冷凍庫は冷蔵室と違い、中身が凍った状態で積み重なりますので、どこに何を入れたか分からなくなりやすいという性質がございます。
下の方に入れた食材が埋もれてしまい、気づいたときには保存期間が過ぎていた、という経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
そうした事態を防ぐうえで、庫内を区切って管理できる構造は地味ながら効いてまいります。
具体的には、次のような使い方をお考えの方に向いています。
- 作り置きのおかずを小分けにして保存し、日ごとに取り出したい
- 肉類、魚類、冷凍野菜、氷菓などをカテゴリーごとに分けて管理したい
- まとめ買いをする習慣があり、在庫量が多くなりがち
- 下段に入れたものを取り出す際、上のものをすべて出す手間を減らしたい
特に一人暮らしや二人暮らしで、平日は自炊の時間が取りにくいという生活スタイルですと、休日にまとめて調理して冷凍しておく使い方が中心になります。
そうした使い方では、庫内の区分けができるかどうかが、そのまま食材の使い切りやすさにつながります。
また、新しく発売されたモデルということもあり、店頭やネット通販での取り扱い数が安定している点も見逃せません。
色や付属品を含めて希望どおりの状態で手に入れやすく、購入時期を選ばずに済むという安心感がございます。
購入費用を抑えたい人にはIUSN-8A-Wがおすすめ
初期費用をできるだけ抑えたい方には、IUSN-8A-Wが現実的な選択肢となります。
旧型に位置づけられるモデルは、新型の登場後に在庫整理として価格が下がる傾向がありますので、タイミング次第では割安に入手できる場合がございます。
冷凍庫としての基本的な性能は共通していますので、価格が下がっている分だけ費用対効果が高くなるという考え方が成り立ちます。
次のような方であれば、旧型を選んでも不満は出にくいものと思われます。
- 保存するものが決まっており、種類を細かく分けて管理する必要がない
- まとめ買いよりも、その都度必要な分を買い足すスタイルである
- 初めてのサブ冷凍庫で、まずは使い勝手を試してみたい
- 引っ越しや模様替えの予定があり、初期投資を抑えておきたい
また、家電の購入では本体価格だけでなく、配送料やリサイクル関連の費用が加わることもございます。
総額で比較したときに、旧型を選ぶことで浮いた分を保存容器や整理用のケースに回すという判断も合理的です。
市販の収納ケースを組み合わせれば、庫内の区分けはある程度自分で作ることもできますので、工夫次第で使い勝手の差は埋められます。
旧型を選ぶときは在庫と保証条件を確認する
IUSN-8A-Wを候補にされる場合は、購入前にいくつか確認しておいていただきたい点がございます。
旧型は流通量が減っていく性質のものですので、価格や状態が販売店ごとに大きく異なることがあります。
下記の項目を一通り確認していただくと、購入後の行き違いを避けやすくなります。
| 確認項目 | 見ておきたい内容 |
|---|---|
| 在庫状況 | 取り寄せか即納か、納期がどの程度かかるか |
| 商品の状態 | 新品か、展示品や外箱に傷のある品ではないか |
| メーカー保証 | 保証期間の起算日と、保証書の有無 |
| 販売店の保証 | 延長保証を付けられるか、費用はいくらか |
| 配送と設置 | 玄関渡しか設置場所までの搬入か、追加費用の有無 |
| 返品条件 | 設置スペースに入らなかった場合の対応 |
特に注意していただきたいのが、いわゆるアウトレット品や展示品の扱いです。
価格が大きく下がっている場合、通常の新品とは保証条件が異なることがございますので、商品ページの記載を細かく読んでおく必要がございます。
また、旧型は部品や付属品の入手が将来的に難しくなる可能性もありますので、長く使う前提であればこの点も頭に入れておきたいところです。
最後に、判断の流れを整理しておきます。
- 両モデルの実売価格を同じ条件で調べ、差額を把握する
- 差額が小さいと感じるならIUSN-8B-Wを選ぶ
- 差額が大きいなら、庫内の区分けを自分で工夫できるか考える
- 工夫で対応できそうならIUSN-8A-Wを検討する
- 旧型を選ぶ場合は在庫と保証条件を必ず確認する
どちらを選ばれても、冷凍庫としての基本的な働きに差はございません。
ご自身の食材の管理方法とご予算を照らし合わせ、納得のいく一台を選んでいただければと思います。
まとめ
この記事のポイントをまとめます。
- IUSN-8B-WとIUSN-8A-Wの違いは、仕切り板の有無・発売時期・実売価格の三点に集約される
- どちらもアイリスオーヤマの前開きタイプの家庭用冷凍庫で、幅約35.6cm・容量80Lクラス・5段収納という基本仕様は共通
- 冷気を循環させる冷却方式と自動霜取り機能は両モデルで同じため、冷やし方や手入れのしやすさは選択の判断材料にならない
- 本体の幅・奥行き・高さは共通で、置き場所の広さを理由にどちらかを選ぶ必要はない
- 設置の際は本体寸法だけでなく、扉を開くための前方の余裕と放熱用の隙間を含めて確認しておく
- 年間消費電力量と運転音の目安値も同水準とされており、電気代や静かさで優劣はつかない
- 価格差が小さいなら庫内の使い勝手が改善されたIUSN-8B-Wが無難な選択
- 購入費用を抑えたい場合は、基本性能が同じIUSN-8A-Wも十分に検討できる
冷凍庫は一度購入すれば長く使い続ける家電ですので、慎重に比べたくなるお気持ちはよくわかります。
ただ今回のIUSN-8B-WとIUSN-8A-Wに関して申し上げれば、性能面での差はほとんどなく、どちらを選んでも冷凍食品をたっぷり保存できる使い勝手は変わりません。
つまり、迷って決めきれないという状況になりにくい、比較的わかりやすい二択だといえます。
庫内をきれいに整理して使いたい方は仕切り板が付くIUSN-8B-Wを、費用を抑えて実用性を重視したい方はIUSN-8A-Wを選べば、どちらも納得のいく買い物になるはずです。
まずは設置予定の場所を測り、価格を見比べたうえで、ご自身の暮らしに合う一台を選んでみてください。


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